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【症例】永久歯が先天欠如している箇所に対するインプラント治療

2026.06.29
| 治療内容 | 永久歯が先天欠如し、乳歯が残存していた患者様に対してインプラントを用いて奥歯の噛み合わせを回復 |
|---|---|
| 期間 | 4ヶ月 |
| 治療回数 | 12回 |
| 費用(施術当時の料金) | 880,000円(税込) |
治療前の状態・主訴

患者様は20代男性で、小さい頃から検診などでご家族皆さんで来院されていた方です。
地方の大学に入学されてからしばらく通院が途絶えてしまい、久しぶりに来院された時には乳歯が腫れて炎症を起こしている状態でした。
患者様は永久歯の5番目の歯が先天的に欠如しているため、乳歯を残しながら様子をみていました。
しかし神経を幼い時にとっているため根の先が炎症を起こしてしまい、歯根吸収が起こり、歯が揺れてきてしまっていました。
治療詳細
来院された時には歯の動揺と炎症が強く見られました。ご本人にも以前から乳歯は長くは持たないことをお話ししていたので、即日で両側抜歯を行いました。
その後、傷が落ち着いた後にブリッジとインプラントについてご説明させていただき、今回はインプラントによる両側治療を行うこととなりました。
抜歯後、1ヶ月ほど待機をして傷口が落ち着いた段階でCTを撮影しました。

乳歯は根が短いため、周囲の骨に対しての炎症はなく、非常に綺麗な状態でした。このような状態であれば、すぐオペをしても問題ないため、左右に分けてインプラントのオペをすることとなりました。
処置は左の方から行いました。インプラントは術後2週間ほどで痛みも傷口も治癒するため、その後右の処置に取り掛かりました。

術後は当日とその次の日に痛み止めを服用した程度で、他の症状はほとんどなかったそうです。骨質も問題なく、2ヶ月ほど待ってから型取りをさせていただき、左右同時にセットしました。
治療後の様子

こちらが術後の写真となります。
現在7年ほど経過していますが、特に問題もなく経過は良好です。本人も社会人となり少し横浜から離れてしまったのですが、6ヶ月に一度毎回定期検診に通っていただき、メインテナンスをさせていただいています。
主な副作用・リスク
・予後を完全に保証するものではありません。
・自由診療での治療となります。
・骨造成は、喫煙の有無や全身疾患の有無で骨ができない可能性があります。
・インプラントは、骨の硬さや定着期間中の強い衝撃などにより、骨と結合しないケースがあります。
・インプラントは骨と直接結合するため、10年ほど経つとインプラントとご自身の歯の間に隙間が開いてくることがあります。
・顎の中には神経が多くあります。インプラントは大きな神経は避け埋入しますが、CTにも写らない細い神経の枝がある可能性があります。その場合、麻痺がでるケースがあります。ただ、小さな枝なので半年ほどで消失するケースがほとんどです。
先天性欠如に対してもインプラント治療により安定した予後が実現可能です
先天性欠如の場合、永久歯が存在しないため、残存している乳歯をいかにして残していくかが課題となります。人によっては、40代50代でも残る方もいるのですが、多くの方は若い年齢で抜歯を余儀なくされるケースが多いです。
今回は、年齢が20歳を超えていて親知らずも出来上がっており、骨の成熟がある程度進んでいたためインプラント治療を行いました。10代など、まだ骨が完成していない場合はインプラントの治療が難しいため、他の治療方法で様子を見る必要性が出てきます。
乳歯は歯根が短いため、インプラントをする際に骨を作る処置が少なくて済みます。そのため、予後が安定しやすいのが特徴です。
みらい歯科では、様々な症例にご対応できるよう、患者様に治療の選択肢をご提示しております。
インプラントの治療が多数歯に渡る場合は噛み合わせや、歯周病の有無など留意する点が多くあります。定期検診でインプラントの清掃状態や、噛み合わせの状態などチェックをしっかりとさせていただければ、インプラントは非常に長い期間使用していくことができます。
みらい歯科では、歯の欠損部分の治療についてインプラントだけでなく、その他多くの治療の選択肢を一度しっかりとご説明させていただいてから皆様に選んでいただくようにしています。
歯やお口周りにお困りの症状や気になることがございましたら、どんな些細なことでも大丈夫ですので、どうぞお気軽にご相談ください。
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みらい歯科 院長 出口 真太郎
