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【症例】奥歯でしっかり噛めるようにインプラントで治療

2025.09.09
| 治療内容 | インプラント治療 |
|---|---|
| 期間 | 4ヶ月 |
| 治療回数 | 5回 |
| 費用(施術当時の料金) | インプラント体(埋め込むネジ部分) 242,000円×2本 骨造成 55,000円 インプラント上部構造(ネジの上につける被せ物)143,000円×2本 (すべて税込) |
治療前の状態・主訴
今回の患者様は50代の男性です。
「右下に歯を入れたい」というご希望と同時に、「左側ばかりで噛んでしまうため、左の歯が痛む」という訴えで来院されました。


診察の結果、右下の歯が欠損していることにより、噛む力が片側に集中してしまい、左側の歯や歯ぐきに過度な負担がかかっていることが確認できました。
また、患者様は過去に一度右下に入れ歯を作製した経験がありますが、「違和感が強く、さらに痛みもあって全く使うことができなかった」とお話しされていました。そのため、今回改めてしっかりと噛める治療方法を希望されていました。
治療プランの提案
右下の欠損部をどのように治療していくかについて、治療方法をご提案しました。
1つ目はもう一度入れ歯を作製する方法です。前回の入れ歯は保険診療の範囲で製作したものでしたが、今回は設計を工夫し、より安定感を高める方法もあります。厚みを抑えた金属製の入れ歯を選択することも可能です。ただし、こちらは自由診療となります。
2つ目はインプラント治療です。インプラントは顎の骨に人工の歯根を埋め込み、その上に人工歯を装着する方法で、入れ歯のような異物感が少なく、天然の歯に近い感覚で噛むことができるのが特徴です。
また、右下には噛む力をしっかりと支える能力の高いインプラントを入れることで、左側に集中していた噛む力の過剰な負担を抑えることができるのではないかと考え、その点も患者様にお伝えしました。
患者様は「入れ歯はどうしても異物感が強く、使えなかった」というご経験がありました。そのため、入れ歯を作り直すよりも、構造的に根本から解決できるインプラント治療の方が適していると考え、ご提案いたしました。
最終的に患者様にもご納得いただき、今回はインプラント治療を進めていくことになりました。
治療詳細
①お口全体の歯周病治療
まずは残っている歯の歯周病の状態をチェックし、口腔内を全体的に清潔に整える治療を行います。今回の患者様は、残っている歯の歯ぐきの下に歯石がついていたため、4回に分けて「SRP(スケーリング・ルートプレーニング)」という処置を行いました。これは、歯茎の下に溜まってしまっている歯石を麻酔して除去していく治療です。インプラント治療に先立ってお口の環境を整えることで、インプラントの定着率が高まるといわれています。
② CT撮影による診査・診断
歯周病治療が完了した後に、実際にインプラントを埋入する部位のCT撮影を行い、骨の量や質を詳しく確認します。
③ インプラント埋入手術
CTの診断結果をもとに、インプラントを埋め込む手術を行います。


④ 治癒期間の経過観察
埋入後は約3か月間経過をみます。その間に、インプラントとご自身の顎の骨・歯ぐきがしっかりと結合し、安定していきます。
⑤ 型取り・最終補綴装置の装着
インプラントが安定した段階で型取りを行い、最終的な人工の歯を製作して装着します。これで実際に噛めるようになり、治療が完了となります。


治療後の様子
インプラント治療を終えて、患者様からは「入れ歯みたいにブカブカすることもなく、快適に使えています。」とのお言葉をいただきました。
以前は入れ歯の違和感や痛みでお困りでしたが、インプラントを入れることでしっかりと噛めるようになり、食事も楽しめるようになられています。左右のバランスよく噛めるようになったことで、左側に集中していた負担も軽減し、快適な状態が続いています。
主な副作用・リスク
インプラント治療は多くの方にとって有効な方法ですが、より安心して治療を受けていただくために、いくつか知っておいていただきたい点があります。
治療後の経過について
ほとんどの場合は問題なく進みますが、まれにインプラントが骨と結合しにくいことがあります。その際は再度の処置や別の方法を検討する場合もあります。
保険外診療
インプラント治療は健康保険の対象外となります。また、全身の健康状態やお口の環境によっては、治療方法を慎重に検討する必要があります。
個人差
下顎の奥歯には下顎管と言われる神経と血管の管が走行しています。その走行には個人差があり、場合によってはインプラントの埋入ができないケースがあリます。
長く快適に使うために
インプラントも天然の歯と同じように歯周病にかかる可能性があります。そのため、数か月に一度の定期的なメインテナンスと、毎日の丁寧なケアがとても大切です。
歯周病治療も行いより安心で長持ちするインプラント治療を提供します
奥歯を失ってしまったことで、入れ歯を使って生活されている方は少なくありません。けれども、実際には「作った入れ歯が合わず、痛みを我慢しながら食事をしている」「入れ歯がなくてもなんとか生活できてしまうために、長年そのままにしている」という方も多くいらっしゃいます。
そんな方の生活をより快適にする選択肢のひとつとして、インプラント治療があります。
昔のように奥歯で左右バランスよくしっかり噛めるようになることで、お食事を楽しめるようになりますし、何より他の歯への負担を減らし、将来的な悪影響を防ぐことにもつながります。
今回の患者様の場合は、「できるだけ早くインプラントを入れたい」というご希望がありましたが、お口の中の状態が十分ではないことを説明し、まずは歯石取りや歯磨きの方法改善、歯ぐきの下の歯石を除去するSRPといった基本的な歯周病治療を行いました。その上で、インプラントに進むことに合意いただけたことが良い結果につながったと感じています。
当院では、まずは歯周病治療をしっかりと行った上で、安心して長く使っていただけるインプラント治療を心がけています。
現在、入れ歯でお困りの方、インプラントをご検討中の方、その他の治療方法についてお悩みの方も、どうぞお気軽にご相談ください。
みらい歯科 副院長 森
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