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【症例】80歳からのインプラント治療:入れ歯の悩みを解消し、健康長寿を支える選択

2026.03.22
| 治療内容 | インプラント治療 |
|---|---|
| 期間 | 3ヶ月 |
| 治療回数 | 5回 |
| 費用(施術当時の料金) | 858,000円(税込) |
治療前の状態・主訴
患者様は80代男性で、2005年から当院に通院されており、ご家族で来院していただいていた方です。初めて来院された際は、右下の被せ物の脱離と左下の歯茎の腫れを訴えて来院されたため、抜歯をしてインプラント治療を行いました。それから20年ほど噛み合わせメインテナンスをしながら、その都度治療を行う形で経過観察していました。
患者様は噛み合わせが非常に強く、年齢と共に歯が割れてしまい、抜歯をしたりブリッジを入れたりしていました。しかし、2024年に左上のブリッジが破折してしまい、いよいよ入れ歯となってしまいました。インプラントのお話もしたのですが、年齢的に心配なのでと一度は部分入れ歯で様子を見させていただきました。
部分入れ歯をしばらく使用していただいたところ、右下のインプラントと比べると、やはり入れ歯は違和感が強いとおっしゃっておりました。ですので今回、左上を部分入れ歯ではなく、インプラント治療にて修復するプランニングをご提案させていただきました。
治療詳細

こちらが、2024年に来院された時のレントゲン写真です。左上がぐらぐらすると来院され、レントゲン写真を見ていると、左の(写真むかって右の)4番目と5番目の歯がかなり揺れている状態でした。
当初のレントゲン写真では、5番目の歯が原因ではないかと思い、一度ブリッジを外し中の確認をしてみましょう、とお話をして治療を開始しました。しかし、いざブリッジを外してみると5番の歯は折れてしまっていて、4番目の歯は噛み合わせが強いことにより歯を支える骨にダメージが出てしまっていました。
ブリッジは、両端にある歯に負担が強くかかるため、折れている歯をかばって悪影響が出ている状態でした。
このままでは歯を残すことが非常に難しいので、ブリッジを切断して、抜歯と同時に入れ歯を入れる形を取りました。入れた当初は使用できていたのですが、やはり入れ歯では噛みづらく、右に負担がきてしまい、今度は右下のブリッジのご自身の歯がダメになってしまいました。
そこで、患者様とよく相談をさせていただき、以前のインプラントも20年以上問題なく使えているため、今回も左上をインプラントで治すこととなりました。
よく、インプラントに年齢制限はありますか?とご質問いただくことがあります。インプラント自体は、重度の全身疾患などがなければ問題なく受けていただけます。現在みらい歯科でインプラントをされている方も、60代から70代の患者様が多いです。
今回、C Tを撮影させていただいたところ、骨の量も質も全く問題ありませんでした。また、抜歯から1年ほど経過をしていたので、骨に抜歯した痕もなく完璧な状態でした。オペ当日も、1時間ほどで2本インプラントを埋入することができ、腫れや痛みなどはほとんどなかったとおっしゃっていただけました。

2ヶ月ほどインプラントがつくまで様子を見させていただき、骨とインプラントが結合したことが確認できたので、上部構造をセットしました。

治療後の様子
患者様は2年ほど経った現在でも、違和感もなく入れ歯から解放されてお食事が美味しくなった、とおっしゃっています。
ただ、噛み合わせが強く残っている歯への負担があり、左下の奥歯が破折しだしているため、今後はこちらを抜歯してブリッジで対応するよう、現在お話を進めています。
主な副作用・リスク
・予後を完全に保証するものではありません。
・自由診療での治療となります。
・骨造成は喫煙の有無や全身疾患の有無で骨ができない可能性があります。
・インプラントは骨の硬さや、定着期間中の強い衝撃などにより骨と結合しないケースがあります。
・インプラントは骨と直接結合するため、10年ほど経つとインプラントとご自身の歯の間に隙間が開いてくることがあります。
・顎の中には神経が多くあります。大きな神経は避けてインプラントを埋入しますが、C Tにも写らない細い神経の枝がある可能性があります。その場合、麻痺が生じるケースがあります。ただ、小さな枝なので半年ほどで症状が消失する場合がほとんどです。
高齢の方でも、入れ歯の悩みを解消し健康長寿を目指すことが出来ます
インプラント治療は、昔と違い入院などをする必要もなく、ほとんどの治療が局所麻酔による日帰りで1時間から1時間半程度で行えるようになってきました。手術の当日からお食事を取っていただくこともできますし、生活への制限なども歯を抜いたときと同じような程度でできるようになってきました。
ただ、高齢の方へのインプラント治療には注意点がいくつかあります。
まず、重度の全身疾患がないことです。もしある場合は担当のお医者様へご相談をさせていただきインプラントの治療を行うか、大学病院へのご紹介などをさせていただいております。
もう1つは、インプラントが問題なく機能し始めると、その分強く噛めるようになってくることです。インプラントは強いので問題ないのですが、年齢と共に歯のほうも弱くなってきますので、インプラントと噛み合う側の、神経のない歯などが力負けして割れてしまうことがあります。ですので、インプラント治療後はマウスピースの装着をお願いするケースが多くなっています。
歯やお口周りに、お困りの症状や気になることがございましたら、どんな些細なことでもどうぞお気軽にご相談ください。丁寧なカウンセリングを行い、ご納得いただいたうえで治療を進めてまいります。
こちらもご参照ください。
【症例】奥歯でしっかり噛めるようインプラントで治療|みらい歯科
みらい歯科 院長 出口 真太郎
