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【症例】昔審美歯科で治療したメタルボンドをジルコニアセラミックで再度修復

2025.11.21
| 治療内容 | ジルコニアセラミック治療 |
|---|---|
| 期間 | 2ヶ月 |
| 治療回数 | 12回 |
| 費用(施術当時の料金) | 528,000円(税込) |
治療前の状態・主訴
患者様は50代女性の方で、10年以上当院でメインテナンス通院されていました。この方は、以前に歯並びを気にされて、審美歯科医院にて歯冠部を全て切断し、根管治療で歯の方向性を変える治療を行った方です。年齢と共に歯肉の退縮が見られ、前歯の色もだいぶ白く気になるとのことでしたので、今回前歯4本のセラミックをやりかえることとなりました。


治療詳細
まず、古い被せ物が4本すべてつながっている状態で、かなり強引な形で歯並びの改善が行われていました。大きな問題がなく今まで過ごせていたので様子は見ていたのですが、見ると食べ物が詰まって口腔内環境にも悪影響が出始めたため、一度全て外して中の状態をチェックする事にしました。
前歯4本を1日で外して仮歯までセットする治療なので、初めに仮歯の型取りを行い、予め仮の歯を作成しておくようにします。その後、2時間ほど治療のお時間を取らせて頂いて、セラミックを外して仮歯の調整まで行いました。
外した状態のお写真です。


左右ともに、2本目の前歯が後ろに下がっている状態なのが写真からわかると思います。
過去に、この歯並びの改善を目的としてセラミック治療を行われたとのことでした。
このような場合、歯並びをきれいに見せるために、表面のセラミックをかなり多く築成する必要があり、ブラッシングが困難になってしまうことが多いです。
ですので、本来なら矯正治療を行い、全ての歯並びを整えてからセラミックの治療に移るケースが多いのです。今回も矯正治療のお話もさせて頂いたのですが、矯正は非常に時間がかかる治療(約2〜3年)なので、今回は前回と同じ形で行うこととなりました。
今回の外した後のお写真を見ていただくと、金属の土台が使われているのが見えると思います。現在前歯の治療で多く使われているのは、ジルコニアセラミックという素材です。こちらの素材は金属を全く使用していないため、土台の歯の色を拾う形となります。
本来ならば、ファイバーポストコアという白い色の土台を用いて自然な白さを出すようにするのですが、今回かなり太い金属の土台が入っていてこちらを除去すると、残っている歯根が破折してしまうリスクが高いため、虫歯もなく問題なく接着していると判断し、今回はこのまま治療を行うこととなりました。
仮歯をセットした後は、歯茎の形態を作るためにセラミック専用の道具を使用して歯の形態を作っていきます。それに合わせて仮歯を使用してもらいながら、歯の形の修正を何回かに分けて行いました。
歯の形態は、実際に入れてみて使用していただかないと患者様ご自身もよくわからないことが多いです。特に、診療中などではなかなか判断することが難しいので、当院では一度調整した後も使用していただき、お家の洗面台の鏡などで見てもらいながら、気になる点を修正していく形をとっています。
これで、歯の形態及び歯肉の状態が問題なくなったので、型取りと歯の色を決めるための写真撮影を行っていきます。今回は左右の犬歯よりワントーン明るい色で行うことにしました。


最後に、完成したジルコニアセラミックを試適させてもらい、形態と色調が問題ないとのことでしたので、セットさせていただきました。その後、歯ぎしり防止用のマウスピースの型取りを行ってマウスピースをセットしました。


治療後の様子
今回の治療は、いかに後方にある歯の並びを綺麗に並んでいるように見せるかが重要でした。前に入れていたセラミックは、左右の2本目の歯がかなり長く、犬歯とのギャップがありました。
今回はそのギャップを改善しつつ、全体的に色を自然な色にし、少し歯の形態を丸み帯びた女性らしい形態に変え、極力歯がつながっていることがわからないように形態付与を行いました。
患者様もとても満足していただけたようで、非常に喜んでおられました。
今後もブラッシングが非常に難しい形態となっているので、定期的なメインテナンスで様子を見ましょうとお話しさせていただきました。
主な副作用・リスク
・予後を完全に保証するものではありません。
・自由診療での治療となります。
・歯の萌出方向・残っている量によっては神経を取らないといけない場合があります。
・治療終了後にしみる症状、咬むと痛いなどの症状が出る場合があります。
ジルコニアセラミックは色彩表現や機能に優れています
ジルコニアセラミックは金属を全く使わないため、天然歯特有の透明感の表現が非常に優れています。また、セラミックもジルコニアも非常に汚れが付きにくいため、今回のような少し変則的な形態にも対応することが可能です。
今回の治療を健康保険内の素材で行うと汚れがたまり、じきに虫歯になり抜歯の選択となるケースが多いです。
みらい歯科のジルコニアセラミックは、デンタルビジョンという馬車道アイランドタワー 歯科に隣接する技工所の方が作成してくれています。
色調再現は技工士さんのテクニックとセンスに依存するので、今回のような多数歯にわたる症例ではいつも助けられています。
もし歯のことで気になることや、お悩みがございましたら、審美の無料相談も受け付けております。いつでもお気軽にお問い合わせください。
こちらもご参照ください。
【症例】前歯が噛み合わない状態に対しジルコニアセラミックを用いて審美的・機能的に回復|みらい歯科
みらい歯科 院長 出口 真太郎
