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新型コロナウイルスと口内環境について

横浜市桜木町の歯医者「みらい歯科」|ブログ|コロナウイルスと口腔内環境について

2023.04.18

みなさんこんにちは、みらい歯科院長の出口です。

今回は、歯のメンテナンス中の方から多く寄せられるご相談に、お答えしたいと思います。

よく「新型コロナウイルスが蔓延するなかで、歯医者さんへメンテナンスに行っても大丈夫でしょうか?」と、ご質問いただきます。

現在は、新型コロナの流行も落ち着き、5類への移行も予定されているなど、コロナ前の状況に戻りつつあります。しかし、高齢の方や持病がある方など、重症化リスクの高い方は変わらず不安を抱えているのではないでしょうか。

ちなみに、国から「不要不急の外出は控えるように」と指標を出されていた時期もありましたが、歯科治療に関しては医療行為のため、対象外でした。

 

口内の清潔さが、コロナ感染予防につながる

日本歯科医学連合会から発表された、新型コロナウイルスと口内環境について記事が掲載されていたので、本日はその内容を少しご紹介します。

ブログでは記事を要約してご紹介するので、詳しく知りたい方は、ブログの最後に記載したリンク先の記事を、ぜひ読んでみてください。

昔から、「口内環境が悪い方は、感染症にかかるリスクが高い」と言われており、私も学生の頃から教わってきました。最近では、歯科だけでなく医科の先生方にも、その知識が共有されるようになってきました。全身麻酔などをするときは、歯科でしっかりと口腔内のクリーニングをして、口内環境を整えてから手術をするようにしましょう、と指標が出されています。

 

みらい歯科|ブログ|コロナウイルスと口腔内環境について|誤嚥性肺炎の女性のイメージ

最近、特に注目されているのが、免疫力と口内の清潔さは比例するのではないか、という点です。

ちょっと汚い話になってしまうのですが、口の中には、肛門と同じくらい、たくさんの常在菌がいます。口の中に歯周病菌などが多く存在していると、口の中の免疫機能が常に働いている状態になり、外から来た細菌やウィルスに対して免疫機能が働きづらくなってしまいます。

高齢の方は、加齢による身体機能の低下により、食べ物や唾液が気道に入ってしまう「誤嚥」を起こしやすくなります。すると、口の中の細菌やウイルスが肺に入り、誤嚥性肺炎を発症するリスクが上がってしまいます。細菌やウイルスにはさまざまな種類がありますが、新型コロナウイルスも含まれる可能性があります。

そのため、新型コロナウイルス感染症対策として、うがい・手洗い、帰宅時はお風呂に入り全身に付着したウィルスを洗い流すことが有効とも言われています。そこに、できれば歯磨きや、洗口剤を使ったうがいを付け加えていただくと、さらに予防効果が高まると思います。

みらい歯科では、患者さま一人ひとりに担当衛生士がつき、定期的に歯周病のメンテナンスをさせていただいております。もし、このブログを読んで「自分のお口の状態を知りたい」「歯周病や虫歯が心配」など気になりましたら、みらい歯科へご相談ください。

 

こちらも、ご興味があればぜひ一度ご覧ください。

新型コロナウイルス感染症について|日本歯科医学会連合
http://www.nsigr.or.jp/coronavirus.html

 

みらい歯科 院長 出口 真太郎

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