症例

【症例】ブリッジが壊れた部位に対するインプラント治療で、奥歯でしっかり噛めるように

横浜市桜木町の歯医者「みらい歯科」症例|【症例】インプラントによる治療で、奥歯でしっかり噛めるように|アイキャッチ画像

2024.06.27

治療内容 保存不可歯に対するインプラント治療&古い被せものを作成し直し噛み合わせを整える治療
期間 6ヶ月程度
治療回数 20回程度
費用(施術当時の料金) (自費診療分)
・インプラント体(骨に埋め込むネジ部分)  242,000 円(税込)× 2本
・GBR(人工骨)              55,000(税込)
・上部構造(インプラントの上の被せ物)   143,000(税込) × 3本 
(右上の前歯から奥歯にかけてのブリッジは保険適応のものを使っています)

治療前の状態・主訴

患者様は60代の男性です。

右下の歯が痛くて噛めないことを主訴に来院されました。当時のレントゲン写真とお口の中の写真です。

横浜市桜木町の歯医者「みらい歯科」症例|【症例】インプラントによる治療で、奥歯でしっかり噛めるように|図1_レントゲン

横浜市桜木町の歯医者「みらい歯科」症例|【症例】インプラントによる治療で、奥歯でしっかり噛めるように|図1_口腔内

右下の長いブリッジの土台が折れてしまい、ブリッジ自体もグラグラになっていました。患者様と相談し、グラグラのブリッジは外してから、さらに折れてしまった歯を抜くことで治療を進めました。その後一時的に右下には部分入れ歯を作り、食事をとるには差し支えない状態まで治療を進めました。

これは一時的なものなので、その後の治療計画について患者様と相談しました。

横浜市桜木町の歯医者「みらい歯科」症例|【症例】インプラントによる治療で、奥歯でしっかり噛めるように|図2_口腔内

治療詳細

今回はお口の中の状況から、3パターンの治療方法をご提案しました。

1つ目は、右下と左上の両方にインプラントを入れていく方法です。それに伴い、噛み合わせを調えるために、インプラントと噛み合う歯の被せ物も再び作成し直す必要があります

横浜市桜木町の歯医者「みらい歯科」症例|【症例】インプラントによる治療で、奥歯でしっかり噛めるように|図3_レントゲン

2つ目は、インプラントを右下のみに埋め入れる方法です。それに伴い、噛み合わせを調えるために右上の被せ物も作成し直します、左側は今まで通りの入れ歯を使っていただきます。

横浜市桜木町の歯医者「みらい歯科」症例|【症例】インプラントによる治療で、奥歯でしっかり噛めるように|図4_レントゲン

3つ目は、右下も左上も現状の入れ歯方法です。

 

今回は、患者様と相談のうえ、予算等の兼ね合いで、2つ目の治療の方針で進むことに決めました。

まず右上の歯の被せ物を仮の歯に交換し、噛み合わせを調えてから、右下の歯にインプラントを2本分埋め入れました。

横浜市桜木町の歯医者「みらい歯科」症例|【症例】インプラントによる治療で、奥歯でしっかり噛めるように|図5_口腔内

横浜市桜木町の歯医者「みらい歯科」症例|【症例】インプラントによる治療で、奥歯でしっかり噛めるように|図5_レントゲン

(インプラント埋め込み後のレントゲン)

施術後、1~2週間の内に消毒と抜糸をしました。

インプラントとご自身の周りの歯茎とが馴染むまで3ヶ月ほど期間がかかりました。その間に、右上の前歯から奥歯にかけてのブリッジの治療を進めました。

最後に型取りを行い、インプラントの上の被せ物と、右上の前歯から奥歯にかけてのブリッジの被せ物を入れました。

治療後の様子

こちらが治療後の写真です

横浜市桜木町の歯医者「みらい歯科」症例|【症例】インプラントによる治療で、奥歯でしっかり噛めるように|図6_口腔内

横浜市桜木町の歯医者「みらい歯科」症例|【症例】インプラントによる治療で、奥歯でしっかり噛めるように|図6_レントゲン

痛みもなくなり、患者様は大変満足されていました。

 

主な副作用・リスク

・予後を完全に保証するものではありません。

・自由診療(保険外診療)での治療となります。

・全身疾患や服薬状況、喫煙等によりインプラントができない場合もあります。

・インプラント治療を行うにあたり必要な条件として、顎の骨の厚みがあります。顎の骨が薄いとインプラントを埋め込みにくくなり、治療が困難になってしまうことが多いです。

その場合は、骨再生療法という補助的な治療を行い、“インプラント治療が可能な土台”を作る必要があります。

患者様ごとに適切な治療法をご提案します

 

今回の患者様は60代後半の男性でした。本来であれば、入れ歯のない生活に戻ってもらうことが理想の治療だったと思います。右下の歯と左上の歯の両方にインプラントを埋め込めば、左右の歯で歯応えのあるお肉を噛むこともできたかもしれません。

しかしながら、今回は、片側にしかインプラントができない状態でしたので、元々あった状態に近づける意味でも、右下の歯のみにインプラントを埋め込む方針で治療が進みました。

今回の患者様は、50代前半で左上の歯が現在の本数の入れ歯になり、それ以来15年ほどは食事に大きなお困りもなかったそうです。そのため、特に大きな治療することはなく、近医でメインテナンスのみを行い生活されていました。

入れ歯よりも自分の歯の方が使いやすいので、入れ歯を入れたまま食事されていると、歯応えのあるものを召し上がる時は右側の歯を使っていたのではないかと思います。

その結果、右側の歯に負担がかかり、今回、ブリッジの土台が折れてしまったと考えられます。

現在の日本人男性の平均寿命が約81歳であることを考えると、まだまだ歯は健康でありたいものです。今回の患者様については、右下の歯のみの治療でしたが、インプラントを使うことによって、健康なお口の状態に近い環境を取り戻せたことは良かったのではないかと思います。

年齢、病気、口の中の状況、喫煙歴、通院できる期間や回数、予算等々、患者様一人ひとりの状況により、どのような治療法が適切なのかは変わります。

みらい歯科では、患者様の状況を鑑みてその方にとって最良の治療が提供できるように、治療プランをご提供しております。

お気軽にご相談にいらしてください。

 

こちらもご参照ください。

インプラント治療|みらい歯科

予防・メインテナンス|みらい歯科

 

みらい歯科 歯科医師 森昂大

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